9月の秋季彼岸会、動物燈明会に引き続き、新型コロナ収まらない
状況ではありますが、感染対策をしっかり行い、11月3日(文化の日)
に報恩講法要をなんとかお勤めする事が出来ました。
法要のお経の後は今年も三浦性暁師にご法話頂きました。その話の中で
心に残った言葉がありました。
「皆さん、今年に入って新型コロナで先がまったく見えなくなったという
言葉よく聞きますが、別にコロナ感染拡大したから先が見えなくなったわけ
ではなくて実は私達は普段から先が見えていないんですね、もし見えていたの
なら感染拡大を予想出来ていたはずですから」
この言葉を聞いた時、本当にその通りだなと思いました。私達いかに当ての
ないものをまるで約束されたように思いこんで一喜一憂しながら日々を送って
いた事であるなと。
お釈迦様が私達に残して下さった教え「諸行無常」というもの
世界のあらゆる事物は常に変化して、永遠ということはない
今年は私達の状況なんか縁起(あらゆる物事には必ず原因と結果がある)に
よって簡単に変わっていってしまうのだなと思い知った一年でありました。